2012年12月20日木曜日

Sparkle 油谷こどもミュージカル!!

 緞帳の向こう側で、演じきった42名のこども達、抱き合って号泣してます。やり遂げた達成感、二度とこのメンバーで舞台を創れないさみしさ、お客さんからもらった感動……いろんな思いが詰まった涙。そして、そのこども達、一人、一人の頭をやさしく触れている指導者。4月から稽古が始まって、団員の前で、初めて見せる指導者の素の笑顔です。心からのやさしい笑顔です。

 これは、2回目の公演のカーテンコールが終わり、幕(緞帳)が下がった直後の光景です。私は、11回、この光景に立ち会ってます。いい瞬間ですよ、毎回、感動させられます。そして、出演者、ボランティアスタッフ全員の集合写真撮影。

 ありがとうございました。みなさんのおかげで、油谷こどもミュージカル第11回定期公演「不思議な夜がやってきた」、午前も午後も立ち見が出るほどの大盛況の中、無事終了することができました。団員もこんなにたくさんのお客さんのパワーをもらうことができ、100%どころか120%の舞台が出来上がったと思います。まさに、“Sparkule 油谷こどもミュージカル”でした。

 ええよねぇ~、出演者とお客さんが一つになることができる舞台って。

 第11期生のこども達、この公演を通して、またふるさと長門市を好きになったと思います。みなさんが応援してくれた、パワーをくれたことは、団員一人一人、けっして忘れることなく、心に刻んでますよ。

 最後に、支えてくれたボランティアスタッフ(衣装、大道具、運営)、出演者(大人役3名、団員)、団員保護者、観客、全てのみなさん、

          
                 やさしさをありがとう。

2012年12月14日金曜日

舞台は創り上げても80%が限界、残りの20%は?

 開演3分前、舞台(緞帳)の裏側に、指導者を中心に油谷こどもミュージカルの団員が集まってます。
 
 「静かにして、集中してごらん、お客さんの息づかいが感じられるだろ、エネルギーをもらいなさい。お客さんは味方だよ、応援してくれるから、思い切ってやりなさい……。」

 「嶋田さん、どういう舞台でも演出して創り上げるのに80%が限界なんです。後の20%はお客さんの力を借りなければ、100%にならないんです。こちら(演じる側)が、一生懸命伝えようとしたら、伝わったら、自然とお客さんは返してくれるものなんです。そこで、一つの舞台が完成するんです。」

 そろそろ、今年もこの時間が迫ってます。団員は、本番の幕が上がる1分、1秒前までダメ出し、稽古の連続、けっしてあきらめません。(これも油谷こどもミュージカルの特徴かな?)当然、スタッフも衣装等手直し、確認作業……etc。

 そこで、私も、本番の幕が上がる、1分、1秒前まであきらめません。観に来てください。そして、ふるさと長門市のこども達を応援してやってください。みんなで、100%の舞台を創り上げましょう。
プロでも体感できない、感動のステージになりますよ。

 12月16日(日)11時~、15時~ ラポールゆや 大ホール

 お待ちしてます。(選挙はお早めに)

2012年12月7日金曜日

自然体こそ伝わるし、かっこいい!!

 「頭来たら、石ころ、蹴っとばすだろ、哀しいことがあったら思いっきり泣くだろう。これがミュージカルなの、作ったらだめ。」容赦なく、こどもたちの演技に指導者からダメ出しが飛びます。「作った笑顔をするな、心からの笑顔、作ったらばれる。」……難しいで。でも、こども達は必死に、指導者にくらいつきよる、逃げられんけぇ。練習は厳しいよ。時には、涙も出るよ、でも、カーテンコールのお客さんの拍手とやり遂げた達成感を求めて、こども達もスタッフも歯を食いしばって頑張ってる。

 私は、この10年間油谷こどもミュージカルのステージを前(ホール)から観たことはありません、って言うか観れないのです。ほとんど舞台袖でサポートに回っているから。でも、一番おいしいところにいるんだよね。カーテンコールの緞帳の上げ下げ、1作目からほとんど私がやってます。

 厳しい練習に耐えてきた達成感やお客さんに元気づけられた拍手、支えてくれたスタッフへの思い、いろんなものに応えようとする、心からの自然の“笑顔”に間近で触れられるんです。

 この時、いつも思います。「この子たち、かっこいいいよ。この“笑顔”を一年間練習してきたんだよな。」

 こういう感覚、中々出会えません。勘違いしている人たちには良く出会います。「俺達、上手いだろう、私達、上手いでしょ、もっと聴いて、観て、これもできる……。」はいはい、上手いのわかりました、もうええよ、2曲聴いたらわかったよ。独りよがり……。聴いちょる方にとっては、拷問や。

 逆に、いつの間にか、引き込まれて、のせられてる。こういう人達って、共通して言えることだけど、作ってなくて、自然に自分を出してるよね。これがかっこよくて、また、伝わってくるよね。まあ、それには、基本的な部分はちゃんと身についてるけど。

 俺、よく思うんです。文化(音楽、演劇等)には、哀しいけど地本分権は無いって。やっぱり中央に行って、あの“風”にさらされんにゃダメ。中央に挑戦して、夢破れて、帰ってきても、ぜんぜん違う。けっして、独りよがりじゃない。かっこいいよ。

 途中から、変な方向に話し行ったけど、このミュージカルの指導者は劇団四季で活躍された方です。ですから、本物の風に触れた方です。こういう指導者に演出されている油谷こどもミュージカルはラッキーですな。

 もう1回コマーシャル!!
 油谷こどもミュージカル第11回定期公演「不思議な夜が、やってきた。」
 12月16日(日)午前11時~ 15時~2回公演
 “笑顔”に会いに来て!!