2012年4月22日日曜日

伝えることの大切さ・難しさ。

「踊りが下手でもいい、歌が下手でもいい、逃げたらだめ、一生懸命伝えなさい!!」「上手くやろうとするな、ごまかしたらすぐばれる!!」舞台の子供たちに演出家から容赦なくダメ出しが飛びます。今年で結成11年目を迎えた「油谷こどもミュージカル」、公募で集まってきた小学4年生から高校生まで41名(今年度)のチームです。毎年12月にはラポールゆやで定期公演を上演しています。おかげで最近では市外、県外からのお客さんも増えて、長門市から発信できる文化事業の一つになっています。
 さて、結成からボランティアスタッフとして携わっている私ですが、「逃げるな、ごまかすな、一生懸命伝えろ………。」こども達にがなっている演出家のそばにいると、この言葉、「俺、いや、大人社会にもあてはまるよ。」当時行政にいた私ですが、私自身、一生懸命住民に伝えようとしてるか?逃げていないか?………。逃げてます。殻を破れない、一歩踏み出せない。わかっていても動こうとしない。それは、今までと違うことをしたら失敗するかもしれない(行政だから失敗できるんだよ、実験ができるんだよ、失敗したって給料出るだろ。)、議員につけ込まれる………。組織ってめんどくさ!!
 ええい、こうなったら自分で始めちゃれぇ~ってことで、2年前に市役所を早期退職して、パタ屋を中心に地域活性化の実験をしております。まだまだ、経営的には成り立ちません。でも、間違いなく目に見えない財産は増えてます。例えば、行政にいた時、いかに机上でわかったふりをしてたか、過疎が進み、農家も食べていけない、漁師もこのままでは食べていけない、何が大変なのか、最近やっとわかり始めたかな?60歳まで公務員してたら、絶対こんなことにはきずいてないなってことが多々あります。いかにわかったつもりで公務員を今までしてたか。だから、伝わらない、行政と住民の思いのギャップが見えてきてます。しかし、住民にも少し非があるかな?今は、その間(はざま)で通訳的なこともやりながら地域活性化を目指しています。過疎が進んでしもうたけど、大好きな向津具を活きかえらすでぇ~。

 それにしても、ジャイアンツはよわいでぇ~。

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